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【新作】LED × kogin

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今回は『光のこぎん刺し』です! テーマは、 『 LED × kogin 』 今年、いろんな意味で電気の問題が取り上げられ 省エネルギーとして注目されたLEDを使用した作品です。 こぎん刺しの布目を数えて進める法則を、 LEDの数に置き換えて、横に1、3、5と進んでいきます。 白い糸と白い光。 別々のふたつに共通の「はかなさ」を感じたのがきっかけで作り始めました。 よーく見ると、光の列にばらつきが! 実は、手で一目ずつ数えながら穴を開けているんです。 LEDというと機械的で無機質なイメージになりそうなので、 手刺しにも通ずるぬくもりを表現しました。 LEDの上に薄い和紙をかけて光をやわらげています。 風になびいて、模様がゆらぐのも素敵かなぁと。 こちらのブログでも、試作をお披露目してきましたが、 素材を変えたり模様の大きさを変えたりで試行錯誤し、 フェイスブックで友人にアドバイスももらったりして完成した作品です! 試作ver.1 試作ver.2 今回の大きさは1800mm×900mm。身長くらいあります。 このこぎん刺し模様をどんどん大きくしていって、 大きな壁一面や建物を覆い尽くしてみたい!! そんな野望がわいてきました。

【新作】寒冷紗×kogin

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続きまして、透けるこぎん刺しをご紹介します。 テーマは… 「寒冷紗×kogin」 こぎん刺しは農作業時に肩や背中を摩耗から守るために刺し、 同時に保温性も高めていた機能的な伝統工芸なんです。 そこで、 寒冷紗 という農作物を日差しや霜から守る素材に出会い、 運命を感じてしまいました。 今回は津軽の雪をイメージしながら、ランダムに配置してみました。 約3mの寒冷紗に全て違う模様を刺しています。 表からでも裏から見ても、伝統的なこぎん刺し模様はきれいです。 薄い素材なので刺した部分の手触りも面白くなりました。 展示期間中に、この作品を譲って欲しいという方が2人ほどおられたので こぎん刺しマニア以外の方にも受け入れられたようで嬉しかったです。

【新作】アクリル×kogin

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大変お待たせしました! 展示後の事後作業も落ち着き、やっと作品紹介をしていけそうです。 テンポ良く更新していこうと思っています! まずは、twitterでもリクエストいただいていた立体koginのご紹介です! テーマは… 「アクリル × kogin」 2枚の穴の開いたアクリルに白い毛糸を通して 津軽こぎん刺し模様が立体として浮かび上がる仕組みです! この模様は『テコナコ』と言って、津軽弁で蝶々のことを指します。 そう言われると、真ん中が蝶々に見えてくるような〜 【制作風景】 約25mの一本の毛糸で一目ずつ穴に通して模様を作っているので、 絡まないようにするのが一苦労でした。。。 今までにない、こぎん刺しならではの立体ができたと思うので 自分的に大満足です!